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√Relation
人から人へ繋がるリレー形式のインタビュー。
ここではデザイナーやバイヤー、ショップスタッフ等から繋がり、インタビュイーのルーツやバックグラウンド等を紹介。

√ Relation vol.0020 濱田博昭

  2012.06.04 update

HUM&RAWER 濱田博昭

・現在に至るまでの経緯

元々、絵を描いたりと何かを創る事に興味があり、高校も美術の学校に通っていました。
そのころストリートファッション全盛期で、Tシャツのグラフィックが色々なブランドから出ていました。
一つ上の先輩が、あるブランドのTシャツのデザインをしていて僕も真似してmacでデザインしたりしてましたね。
全然うまく描けなかったですけど(笑)
高校では油絵やデッサンを主にやってたんですが、画家になりたかったわけでもなかったので大学には行きませんでした。
絵描きで飯を食っていける自信も無かったので。。。
それで元々好きだった洋服をもっと学びたいと思いファッションの学校に進学することにしました。
そこでは、沢山の面白い人達、ファッションに出会いました。
それまでストリートしか見てなかったんですが、エディ・スリマンを筆頭に、ラフシモンズ、マルタンマルジェラ等を知り、
その後モードにどっぷりハマりましたね。
めちゃくちゃ太かったパンツが、めちゃくちゃ細くなったり(笑)
でもやっぱり根っこにはストリートがあったので、マルジェラやラフシモンズに古着のリーバイスやディッキーズを履いたり、
シュプリームのスケシュー履いたり、自分らしい着こなしは無いか模索していました。
雑食で、今までストリート〜モード〜古着まで色々着ました。
結局、専門学校は1年で辞めちゃったんですけど、その後東京に出てきてスタイリストのアシスタントに就きました。
色々な所から洋服を集めてコーディネートを組んで、カメラマン、ヘアメイクと一つの作品を造る。
作品が形になって雑誌に載った時は、アシスタントの自分もうれしかったですね。
作品を造る上でのストーリー、過程、考え方、沢山の事を学びました。
でもスタイリストは媒体によって制限があったり、クライアントの意向に沿わないといけなかったり、
本当にやりたい事を出来ない事が沢山ありますよね?
やっぱり自分は0からモノが造りたかったというか、本当にやりたい事、自分の考えている事、感性をダイレクトに表現したかったんです。
アシスタントを辞めた後は、古着を解体して独学で服創りを始めました。
そんな時、相方の重信から「一緒に服つくらない?」って誘われて「やる!」って即答でしたね。
そこからは、ほんとめちゃくちゃ大変で。
2人とも生地屋も工場も、生産背景が全く分からなかったんですよ。
取り敢えずデニムの有名なところにお願いしに行こうってなって、電話したら速攻断られました(笑)
でも、ある方との出会いをきっかけに、色々な人に協力していただけることになり、
そこからは人〜人でどんどん繋がっていきました。
Look Bookのカメラマンにしても知人を介して出会って、そこからスタイリストも紹介してもらって。。。
本当にたくさんの人達に助けていただいて、今回コレクションとして形にする事が出来ました。

・プロダクトブランド HUM&RAWER について教えてください。

ブランド名の由来
HUM & RAWER(ハム アンド ロワー) はHUMAN DRAWER→HUM AND RAWERという造語です。
私たちは服をとおしてさまざまな事に触れてきました。そして、物事にはひとが強くかかわっています。
服をとおして人間やその先にある事を描きたいと考えています。

私たちのブランドコンセプトは

 和音(YAMATOGOE) 

私たちが創造するうえでプロセスこそがもっとも大切なキーワードであり
モノゴトの本質を理解し再考する事で今を体現出来ると考えています。
存在に意味を持つモノは時を超え世代を超えて愛され、偽りのない姿は誰をも魅了し続けています。
『必然的な美』がそこにあるのです。
必然の美と私たちの観念とが協和した時、より心地よく豊かな響きが得られます。
過去の大切なモノは失わず、常に新たな美の創造を追求し
過去、現在、未来の架け橋になるプロダクトを提案していきます。

・HUM & RAWERをご一緒に立ち上げた重信太一さんはどういった方ですか?

彼はアパレルの世界にずっといたのですが、ストリート、アメカジ〜ハイブランドと様々なジャンルで経験しています。
いい意味で固執せず、振り幅があって、とてもおもしろい感覚を持っていますね。

・お二人でされている上でそれぞれ担当等はありますか?

僕はデザイン、企画、生産管理を主にやっています。
ディレクターの重信はトータル的に全体を見ている感じです。
ディスプレイ、企画、営業、プレスなど。
僕には出来ない事をこなしてくれるので、お互いバランスがとれていると思います。

・ブランドをしていく上で軸としているものは何ですか?

トラディショナル、テーラーリングは常に軸にあります。
テーラードは切っても切り離せないですね。
ミリタリーなんかも掘り下げると、結局はそこに行き着くので。
その中でストリートやカルチャー、音楽などさまざまな分野のものを取り入れどう伝えていくか。
過去に敬意を払い、今を体現し、未来に繋がるプロダクトをいかに提案出来るか。
というのは常に意識しています。

・現在までで手掛けた作品や出来事で印象に残っているものはありますか?

今回の 2012 AUTUMN / WINTER コレクション。
改善点も沢山ありますし、荒削りで、完璧では決してないですがデビュー作なので思い入れが強いです。

・今現在で注目している事。

同い年なんですが、山岸慎平君と高坂圭輔君のブランド BED J.W. FORD には毎シーズン注目してます。

・今後予定している活動

ルックブックは撮り続けますが、ムービーでも何か見せれたらなって思っています。
あと今回は間に合いませんでしたが、学生時代の先輩で木工作家のアキヒロ ジンさんとハンガーを創りたいと思っています。

・自身のルーツや、バックグラウンドとなった物はなんですか?

映画や音楽はもちろんですが、身近にいる友人、今まで出会ってきた「人」に影響され、現在の自分があります。

・紹介者の秦 寛史氏について

専門学校時代、モードと出会うきっかけになった方です。
福岡時代からとてもお世話になってます。
初めて会った時の全身Dior Hommeの姿は今でも忘れません(笑)

・次回紹介する人と、その人について

Stylist 松岡篤史

今回ルックブックのスタイリングを担当していただきました。
キャラは少し変わってますが、スタイリングのセンスは最高なんですよ。
こういう人がもっと活躍してほしいですね。

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HUM&RAWER 濱田博昭

ハマダ ヒロアキ 1984年 鹿児島県出身
服飾学校中退、スタイリトアシスタントを経て古着等を解体し、独学で服作りを始める。
重信太一と共にプロダクトブランドHUM & RAWERを立ち上げ、現在に至る。