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√Relation
人から人へ繋がるリレー形式のインタビュー。
ここではデザイナーやバイヤー、クリエーター、ショップスタッフ等から繋がり、インタビュイーのルーツやバックグラウンド等を紹介。

√ Relation vol.0028 藤原 大朗

  2012.11.01 update

Δ 株式会社PLUSINESS / INNOVATORS Showroom Δ 

代表取締役 藤原 大朗

・現在に至るまでの経緯

洋服を生業にすると決め、高校卒業と同時に東京へ来ました。
東京モード学園というファッションの専門学校で、洋服の作り方とファッションビジネスの基礎を学び、
3年度修了の後4年へは進級せず、自分がすべき事を考えながら1ヶ月程フラフラしていました。
そのタイミングで、CANNABISの姉妹店SleepingForestの店長に誘って頂き販売員に。
店舗運営のノウハウや販売員としての心得や技術、洋服を扱う人間としての基礎を此処で教わりました。
その頃から高級紳士靴の世界に魅かれ始めます。
2年程勤めCANNABIS、FACTORYのPRESSへ転向。
その後4年程勤め退職、今に至る。

・自身のファッションに対する原動力はなんですか?

特にありません。
生物が自然と呼吸をしたり光合成したりする様に、自身が生きるという事はファッションと共にあるという事です。

・販売員、PRESSを経験されて今に至られておりますが、現在の自身の職業の楽しみはなんですか?

伸び悩んでいるブランドや、上手く行っていないお店等から相談を受けると、殆どが目標設定と自らのポジションが曖昧になっています。

・まずは現状を把握し自己分析、自らのポジションを知る
・その後具体的な目標を設定する。
 ここが割と大切なのですが「夢」ではなく「目標」。
 夢は寝ている時しか辿り着きません。
 目標は確かな道を辿れば着きます。
・最後に自らのポジションから目標への道筋を描く。

この作業をまず行い整理する。
ドメスティックブランドを扱っていた時には、全くと言っていい程出てくる事の無い考え方だったと思います。
要素を拾っていたとは思いますが。

この作業でクライアントが上手く行く事はとても楽しくうれしい事です。

・現在までで手掛けた作品や出来事で印象に残っているものはありますか?

三栄書房さんが発行する【FUDGE】という雑誌のイベント、【FUDGE CAFÉ&MARKET】の運営。
これは起業して初めての仕事だったので印象的です。
趣味でクラブイベント等は企画していましたが、販売催事で大掛かりなイベントだったので、
今まで使った事の無い脳の部分を働かした記憶があります。

・今現在、注目している事

◆ファストファッションブランド
何というか質の部分を抜いて考えると良いデザインの物が沢山あると思います。
あれを【パクリ】と断言してしまう人は、もう時代に取り残されているのでしょう。
ファストファッションブランドのデザイナー達は、そこらのドメスティックブランドのデザイナー達よりも人生を楽しみ、
デザインを楽しんでいる様な気がします。
あくまでも僕の想像です。
 
◆原宿の10代
10年程原宿をのたくっていますが、今の17~19歳くらいの活きのいい子達が沢山いると思います。
特に女子。男子は不作。
彼女達に、この勢いそのままブランドやらせてみたいと思います。

・少し話題にもでましたが、現在の東京ファッションシーンはどう見えますか?

情報が溢れ、知識や経験を得る機会が増え、昔のファッションを志していた人に比べ早熟なシーンに見えます。
学生や経験の少ない人でも、OEM会社を通せばすぐにブランドを立ち上げる事が出来る時代。
その分、新しく生まれるブランドには確固たる個性や、他との差別化を図る確かな優位性が必要です。
メゾンのクオリティーでさえ誰でも再現可能なこのファッション業界総素人の時代、
ブランドのアイデンティティーを確立する事は容易では無いと思います。

・今後予定している活動

一つは、ネイルフィルムブランド【vllivlli】のエージェントをやっているのですが、
ネイルフィルムをコスメでは無くファッションアイテムとして確立させる事です。
もう一つは、地元兵庫県の革産業、繊維産業を盛り上げるプロジェクトです。

・今後やってみたいこと、挑戦したいことはありますか?

趣味の部分で言えばファッションに関わる地元の産業を東京、世界へ伝えたいです。
地元姫路は日本有数の革産業の地なのでそういった価値を。

仕事に関してはブランドの立ち上げ、ショップの開店です。
元々この2つが目標で東京へ来たので。
最終的には、人が豊かに生きる事の出来る環境を提案できるようなブランド、ショップにしたいです。

あと、TokyoDollsというイベントを主催しているのですがこのイベントを1つのムーブメントにしたいと思っています。

・自身のルーツや、バックグラウンドとなった物はなんですか?

かなり大きな部分を占めるのは漫画でしょう。
沢山学ばせてもらいました。
次に料理人である父の仕事への姿勢、経営者の母の哲学です。
最後にアートと音楽です。

・紹介者の si oux 氏について

初めて会ったのは彼女がSNAPサイトのカメラマンだった頃です。
僕のブログのバナー画像をデザインしてくれたりもしました。
有象無象が占めるこの街で、際立ってオリジナルな人だと思っています。
言うなれば【si ouxの前にsi oux非ず si ouxの後にsi oux非ず】と言ったところでしょうか。
まあ、本人は「マイペース~」程度のつもりでしょうが(笑)。
かなり期待しているので、早く爆発しろとここでプレッシャーをかけておきます。

・次回紹介する人と、その人について

NAKID by G.V.G.V.  デザイナー Yo Onda

一緒にTokyoDollsというイベントを主催している仲間です。
年齢も近く、共に洋服を生業にしている身ですが、彼のクリエイションに期待するばかりです。
自身には無い大胆さとカルチャーに対する深い造詣は、尊敬に値します。
共にファッション業界に驚きを与えたいと思っております。 

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Δ 株式会社PLUSINESS / INNOVATORS Showroom Δ 

代表取締役 藤原 大朗

Fashionに興味を持ったのは幼少期。
20世紀の美術に最も影響を与えた作家Marcel Duchampのartに心を奪われ、Artの真髄に目覚める。
それに伴い音楽にも深く陶酔してゆき、とりわけ好んだのは70's~80'sのPUNK、HARD COREである。
感情や思想を盛り込んだ音を聴く度に、物事の本質を見極めることの重要性に気づき、それ以来何事も物事の心理、
真理を追求しようと抗う日々である。
服飾の専門学校を飛び出し、2006年 H・P France株式会社入社。
2008 年CANNABIS、CANNABIS LADY’S、FACTORYの統括PRESSとなる。
多忙を極めながらも、さらに自身のイベントのオーガナイズをし、それだけでは飽き足らず自らもDJをこなす。
2011年 株式会社PLUSINESS/INNOVATORS Showroomを立ち上げ、代表取締役に就任。
ニッチマーケットからマスマーケットへ活動の場を移した。
現在は、ドメスティックブランドのマネジメントやエージェント、地場産業の東京進出プロジェクト等、多岐に亘る事業を行う。
彼の内なる衝動こそ、本物のFashion だと言えよう。