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√Relation
人から人へ繋がるリレー形式のインタビュー。
ここではデザイナーやバイヤー、クリエーター、ショップスタッフ等から繋がり、インタビュイーのルーツやバックグラウンド等を紹介。

√ Relation vol.0037 坂本龍彦

  2013.07.23 update

sideburn 美容師 坂本龍彦

・現在に至るまでの経緯

あれはたしか高校生の時に、大阪に人類レコードという現代音楽~パンクまで広域でそういったジャンルでもなんだか異彩を放つアーティスト
(つまりもろもろの数字は気にせず、新しい音楽に挑戦したような)のレコードを取り揃えているレコード屋があり、
そこからそういった時代時代のカルチャーに影響を受けて、音楽というもの自体もさながら、アートワークや音からくる世界観、
表現、それを演奏している人間そのものに非常に興味を持ちました。
美容師という仕事は、それより少し前から縁があり、当たり前のように気がつけば上京していました。
若気の至りで思い返すと生意気だっただけの話ですが東京で感じた美容と食い違いを感じ路頭に迷った矢先に出逢ったのが今の店、
テーマは人とデザイン。
その人のその人らしさをヘアデザインによって引き出し、活かす。というシンプルで何にも左右されない軸に感銘を受け、のめり込みました。
それには、表面的なところと深いところのチャンネル、ゲストとの距離感など、
おのずと偏った自分にはいい意味でたくさんのことが課せられるのでバランスがとれるまでに時間がかかりましたがとても良いことでした。
それにはまず、自分自身が興味を惹かれるような人間になることも重要でした。
ポラロイド写真や電子音楽はもともと自分のやりやすい表現で始めたものですが、
美容師としてのデザイナーの部分と、自分の表現という部分でうまくリンクしてくれています。

 

・得意なヘアデザインやイメージ等はありますか?

時代を超えて響くか?というのと、その時代の気分、というの、どちらも求めて表現することを意識しています。
配合のバランスは様々!ジオメトリックなものをシンプルに魅せたり、
そのバランスで遊びながらいろんな要素をパズルのように組み合わせて一つのイメージに導いていくヘアデザインの考え方が得意です。

 

・ご自身の起点となった音楽やアートワークのどのような点が現在のご自身の作品に影響を与えていると感じますか?

作品をつくるときはイメージ、全体のムードからバックグラウンドを埋めていくので
テーマとなるような音やアートワークを定めるって必要なんです。
雰囲気や温度感ですべてを分類しちゃっていま す。


・現在までで手掛けた作品や出来事で印象に残っているものはありますか?

ゲストの髪を切ってそのままポラロイドを撮る。ということを永続的にやっています。
ただ撮る のですが ただ撮るだけでなく、その人の世界観を自分の中でどう切り取るか、ということと、髪型とのバランス、
写真としてのファッション感という三つの方向を一発撮りのポラで決めるというのはとてもスリリング。
美容師としては、髪型を仕上げた時点でそれが作品なわけでもあるんですが、それをまた二次元に置き換えるので
二重にイメージを膨らませる必要があり、ややこしいですがもうずっとやってます。

 

・休日やお時間のある時は何 をしていますか?

仕事ではスタッフやお客さん、沢山人と関わるので、やはり休日は一人の時間を大切にしたいのが本能的にでますね。
今の気分に合うレコードをチョイスして、読むように聴く。

 

・今現在、注目している事

新しい時代を示すエネルギーや生き方をカタチにしたものがその時代のファッションになり得ると思いますので
最近僕の周りでも増えている首都園から海外や地方に移住してそこでなにか成そうとする人たちの気持ちが気になってます。

 

・今後予定している活動

サロンワークをベースにしつつ今の活動から写真集やレコードというモノに残していきます。記録として。

 

・自身のルーツや、バックグラウンドとなった物はなんですか?

先述した7、80年代のミュージシャンでしょうか、時代性を感じるものであれ、なにか新しいことに向かう力に対してリスペクトしています。

 

・ヘアデザイナーとして日々大切にしている点等はありますか?

サロンワークではまず、ゲストと向き合い波長を合わせること、
それがポジティブな波長でないときはそれが好転するような波長に引っ張っていくことも。
そこからでてきた一番無骨な“カタチ”みたいなものから今度は外観や、
その人が自分をどう魅せたい?に対してちょうど良いデザインに落とし込んでいきます。
そのためにもフラットでエンジンがかかった状態をキープできる自分でいることは大切 。

 

・ご自身の職業の魅力ややりがいはどのような点にありますか?

いろいろありますが、人体の一部である髪を切る、それをデザインするということはまずおもしろいこと。
大勢の一人一人に対してそれを発揮するためには、人対人の信頼関係でなりたっていることを自覚し、
その人を少しでも感じられることができるために自分自身を広く深 めておくこと、
そうすることで出逢う人の幅が広がる。というのもおもしろいところ。
美容師といういろいろな業種と関われる仕事に就きながら、写真や雑誌の仕事、音楽関係なども含めると、
クリエイティブな人たちのパイプ役でもあるのです。そしてその成果は常にダイレクトに返ってくる。
これは恐ろしいほどおもしろい。ダメなときはダメだから。

 

・ヘアデザイナーとしての今後の抱負をお願いします。

ヘアをデザインする、というと構える人が多いのではないでしょうか?
昔からあるがっちりデザインされたカットでつくる“髪型”というものは多種多様な現代のファッションにはなかなか沿わないのは間違いありません。
当たり障りの無い、右へ倣えの髪型のニーズはそれを暗示しています。
リアルに落とし込んだ現代のヘアデザインというのはもっとその人をその人らしく、強く輝きをもたらすもの。
そう願いながら、肩の力を抜いて、構えないように気軽にヘアデザインを楽しんでもらう。それを浸透していくことが、目的でもあります。

 

・紹介者の 平塚りさ 氏について

よく遊びに行っているbonoboというbarで知り合った独特の世界観でロウソクを創っている平塚さん。
髪を切りにきてくれたり、作品を買わせていただいたり、飲みに行ったり、、。
彼女の周りはいつも一癖あるパワフルな人が集まっていますよね。

 

・次回紹介する人と、その人について

デザイナー 大谷有紀

大谷さんからは常にいろいろ学ばさせていただいてます。彼女は王道の中にいながらちゃんと自分らしく本物を創る人。
よく僕の作品でモデルもやって貰ったり、最近は自身でVACANCESという雑誌も創刊されました。(こちらは私も連載で参加させて頂いております)
洋服のデザイナーでもあり、とにかくマルチ。ですがどこにいても自分自身の表現にブレがなく、
ファッションに対しても鋭い感覚があり、常に気になる存在です。

 

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sideburn 美容師 坂本龍彦

1984年 生まれ 神戸出身

2005年~ 青山にある美容室 sideburn 勤務

サロンワークを軸にファッションカタログのhair-makeやphotograph作品も手掛ける。
2013年3月には自身の写真展 hair cut →polaroid portraitを現代ハイツにて開催。
その他DJやアナログシンセサイザーでの楽曲制作など多彩な方面で活躍。

http://www.sideburndeluxe.com/staff/sakamoto/photo/

 

 

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